ハッカーがデモ用の油井で「破壊的惨事」を誘発~「つまらないほど簡単な」SCADA のエクスプロイト、液体装置のサイバーアルマゲドンは間近に起こりえると示唆(The Register) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

ハッカーがデモ用の油井で「破壊的惨事」を誘発~「つまらないほど簡単な」SCADA のエクスプロイト、液体装置のサイバーアルマゲドンは間近に起こりえると示唆(The Register)

企業側はその状況を避けるためにデザインされた安全ロジックをシーケンサに実装している。しかし、もしも研究者たちが PLC にアクセスできたなら、彼らは単純に「新しい安全ロジック」を上書きし、それから悪意あるコマンドを入力することができる。

国際 TheRegister
【Black Hat 2013】広い範囲で展開されている SCADA システムのデータを、オペレーターになりすまして悪用し、石油のパイプラインで使われているポンプなどの機器を遠隔的にコントロールするための手法を、セキュリティ研究者たちが実証した。

このエクスプロイトは木曜日(編集部註:2013 年 8 月 1 日)、ラスベガスで開かれた Black Hat 2013 カンファレンスにおいて、ライブで実証された。そこではエネルギー部門のプロセスオートメーション企業 Cimation のセキュリティエンジニアたちが、デモ用の油井内のバルブを遠隔的に制御する様子が見られた。

この仮想用の装置は、油井の代用品となる液体の容器を備えており、それは隔離弁につながったポンプに接続され、さらに仮想タンクへと接続されていた;そのシステムは、SCADA システム内のプログラマブルロジックコントローラ(programmable logic controller、以下 PLC)で制御されている…

※本記事は有料版メールマガジンに全文を掲載しました

© The Register.


(翻訳:フリーライター 江添佳代子

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 富士通の複数の業務パソコンにマルウェア、個人情報を含むファイルを不正に持ち出せる状態に

    富士通の複数の業務パソコンにマルウェア、個人情報を含むファイルを不正に持ち出せる状態に

  2. ランサムウェアに身代金を支払う傾向の強い組織の構造が明らかに

    ランサムウェアに身代金を支払う傾向の強い組織の構造が明らかに

  3. 総務省「無線LANセキュリティガイドライン」更新、自宅と公衆に分冊

    総務省「無線LANセキュリティガイドライン」更新、自宅と公衆に分冊

  4. プロ e スポーツ選手のアカウントにハッキング

    プロ e スポーツ選手のアカウントにハッキング

  5. 日東製網へのランサムウェア攻撃、約 1 ヶ月で全システム復旧

    日東製網へのランサムウェア攻撃、約 1 ヶ月で全システム復旧

  6. 時給7,500円 ~ 総務省、非常勤サイバーセキュリティ人材募集 月2時間 霞が関勤務

    時給7,500円 ~ 総務省、非常勤サイバーセキュリティ人材募集 月2時間 霞が関勤務

  7. 脆弱性診断の新たな選択肢「ちょうどいいレベルの診断」を AeyeScan活用でサービス化 ~ NTTデータ先端技術

    脆弱性診断の新たな選択肢「ちょうどいいレベルの診断」を AeyeScan活用でサービス化 ~ NTTデータ先端技術PR

  8. UDP ベースのアプリケーション層プロトコル実装にサービス運用妨害(DoS)の脆弱性

    UDP ベースのアプリケーション層プロトコル実装にサービス運用妨害(DoS)の脆弱性

  9. 早稲田スポーツ新聞会のホームページがウイルス感染、意図せずファイルがダウンロードされる被害

    早稲田スポーツ新聞会のホームページがウイルス感染、意図せずファイルがダウンロードされる被害

  10. Meta 社へ申請するも復旧困難と判断、乗っ取り被害の「池袋エリアプラットフォーム」の Facebook ページ削除

    Meta 社へ申請するも復旧困難と判断、乗っ取り被害の「池袋エリアプラットフォーム」の Facebook ページ削除

ランキングをもっと見る