Parallels Plesk Panelの脆弱性を狙う攻撃の増加を確認、対策を呼びかけ(日本IBM) | ScanNetSecurity
2025.10.26(日)

Parallels Plesk Panelの脆弱性を狙う攻撃の増加を確認、対策を呼びかけ(日本IBM)

日本IBMは、2013年6月に公開されたParallels Plesk Panelの脆弱性を狙った攻撃の増加を確認したと発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
Parallels Plesk Panelの脆弱性を悪用したリモートコード実行の時刻別検知件数
Parallels Plesk Panelの脆弱性を悪用したリモートコード実行の時刻別検知件数 全 1 枚 拡大写真
日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は8月27日、2013年6月に公開されたParallels Plesk Panelの脆弱性を狙った攻撃の増加を確認したと発表した。これはGlobal SOC全体で確認しているもので、Tokyo SOCにおいても少数ながら攻撃を検知しているという。この攻撃の影響を受けるバージョンはParallels Plesk Panel for Linux/Unix 9.0.0~9.2.3。すでに修正版がリリースされているため、該当バージョンを利用している場合はバージョンアップするよう推奨している。

Global SOC全体でのParallels Plesk Panelの脆弱性を悪用したリモートからの任意のコード実行の試みの検知状況によると、8月21日20時から8月23日10時にかけて、また8月24日1時から8月24日13時にかけて検知数が増加している。これまでに検知された攻撃はすべて脆弱性の有無の調査を目的とした通信であった。観測された攻撃送信元のIPアドレスは以下の通り。日本IBMでは、これらのIPアドレスに関連する不審な通信がないか確認するとともに、これらのIPアドレスを送信元とする通信をFirewallなどで遮断することを検討するよう呼びかけている。

85.214.152.31
91.121.183.154
94.23.30.143
212.227.94.40
212.227.137.78
212.227.158.57
217.160.7.19

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

    関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

  2. 刑事告訴検討 ~ ヤマト運輸の元従業員が取引先企業に関する情報の一部を不正に持ち出し 2 社に流出

    刑事告訴検討 ~ ヤマト運輸の元従業員が取引先企業に関する情報の一部を不正に持ち出し 2 社に流出

  3. 大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

    大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

  4. 「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

    「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

  5. 「ランサムウェア被害ゼロ」電算システムが語る ChromeOS のセキュリティ設計とコスト優位性

    「ランサムウェア被害ゼロ」電算システムが語る ChromeOS のセキュリティ設計とコスト優位性PR

ランキングをもっと見る
PageTop