オープンリゾルバとなっているDNSサーバを踏み台としたDDoS攻撃が増加(ラック) | ScanNetSecurity
2026.02.22(日)

オープンリゾルバとなっているDNSサーバを踏み台としたDDoS攻撃が増加(ラック)

ラックは、JSOCのセキュリティ監視において、オープンリゾルバとなってしまっているDNSサーバを踏み台にして、DDoS攻撃を行う通信が増加していることを確認したとして、注意喚起を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
DNS AMP 検知件数
DNS AMP 検知件数 全 1 枚 拡大写真
株式会社ラックは9月18日、JSOCのセキュリティ監視において、オープンリゾルバとなってしまっているDNSサーバを踏み台にして、DDoS攻撃を行う通信が増加していることを確認したとして、注意喚起を発表した。9月11日に、警察庁から中国を発信元とする再帰問い合わせ可能なDNSサーバ(オープンリゾルバ設定となっているDNSサーバを指す)を探索する通信が増加していることが注意喚起されているが、同社が運営するJSOCにおいても、オープンリゾルバを探査する行動を日常的に捕捉している。ただし、現状では特定の国を発信元とした検知量の顕著な変化は捕捉していない。

しかし同社では、オープンリゾルバを踏み台にして、DDoS攻撃を行う通信が増加していることを検知している。オープンリゾルバは、攻撃者によってDDoS攻撃に悪用される可能性があることは広く知られているが、ここ数日DNSサーバが意図せずオープンリゾルバ状態になっていたことによるインシデントが、同社がセキュリティ監視を行っている複数のお客様で発生しているという。実際に発生したインシデントにおいては、使用しているネットワーク機器(ルータなど)にDNSサーバが組み込まれており、管理者の把握していない状況で動作していたことによって悪用されていた。

同社では、攻撃に加担しないための対策として、以下を推奨している。
・DNSの権威サーバとキャッシュサーバを分離し、ネットワーク機器にて適切なアクセス制御を実施する
・権威DNSサーバにおいては、再帰問い合わせを禁止する
・キャッシュDNSサーバにおいては、DNSサーバの設定にて再帰問い合わせを受け付けるネットワーク範囲を限定する
・組織内から組織外に対し、送信元アドレスを変更したパケットを出さないように制限する

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 信和、サイバー攻撃を受けた可能性のある事象を確認

    信和、サイバー攻撃を受けた可能性のある事象を確認

  2. 第三者が個人情報を閲覧しうる状態となり「BTCBOX」がサービス停止、関東財務局から報告徴求命令も

    第三者が個人情報を閲覧しうる状態となり「BTCBOX」がサービス停止、関東財務局から報告徴求命令も

  3. 医療機器保守用 VPN 装置から侵入 ~ 日本医科大学武蔵小杉病院にランサムウェア攻撃

    医療機器保守用 VPN 装置から侵入 ~ 日本医科大学武蔵小杉病院にランサムウェア攻撃

  4. ドーミーシニアの従業員が使用していた端末がフィッシングメールを起点に不正操作

    ドーミーシニアの従業員が使用していた端末がフィッシングメールを起点に不正操作

  5. フォレンジック調査を無駄にしないため サイバー攻撃被害発生時にやってはいけないNG行動集、個人情報保護委員会が公表

    フォレンジック調査を無駄にしないため サイバー攻撃被害発生時にやってはいけないNG行動集、個人情報保護委員会が公表

ランキングをもっと見る
PageTop