VMware Player および VMware Workstation の vmware-mount ツールの実装に起因する権限昇格の脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity
2026.07.25(土)

VMware Player および VMware Workstation の vmware-mount ツールの実装に起因する権限昇格の脆弱性(Scan Tech Report)

VMware Player および VMware Workstation には、vmware-mount ツールの実装に起因して、権限昇格が可能な脆弱性が存在します。

脆弱性と脅威 エクスプロイト
1.概要
VMware Player および VMware Workstation には、vmware-mount ツールの実装に起因して、権限昇格が可能な脆弱性が存在します。
当該 VMware 製品をインストールするシステムにアクセス可能な悪意あるユーザに利用された場合、root 権限を取得され、システムを完全に制御される可能性があります。
脆弱性を悪用された場合の影響度が高いため、影響を受けるバージョンの VMware Player または VMware Workstation を利用するユーザは可能な限り以下に記載する対策を実施することを推奨します。


2.深刻度(CVSS)
6.9
http://nvd.nist.gov/cvss.cfm?version=2&name=CVE-2013-1662&vector=%28AV%3AL/AC%3AM/Au%3AN/C%3AC/I%3AC/A%3AC%29


3.影響を受けるソフトウェア ※
VMware Player 5.0.2 for Linux 以前
VMware Workstation 9.0.2 for Linux 以前

※1 Debian または Ubuntu にインストールする VMware Player/Workstation
が脆弱性の影響を受けます。


4.解説
VMware DiskMount Utility の vmware-mount は、VMware の仮想ディスク (VMDK) をマウントするために利用するツールであり、Linux 版の VMware Player および VMware Workstation には、既定で当該ツールが setuid プログラムとして同梱されています。

Debian または Ubuntu 上で稼働する VMware Player/Workstation のvmware-mount ツールには、popen() 関数において、lsb-release スクリプト※2 を呼び出す際のパスおよび権限のチェックに不備があります。
このため、vmware-mount ツールが実行される際に、同名の不正な lsb_release ファイルを読み込んでしまい、root に権限昇格が可能な脆弱性が存在します。

この脆弱性を利用することで、システムにアクセス可能なローカルの攻撃者は、管理者権限で任意のコマンドが実行可能となります。

※2 lsb_release
http://manpages.ubuntu.com/manpages/raring/man1/lsb_release.1.html


5.対策
○VMware Player
======
以下の Web サイトより VMware Player 6.0 以降を入手しアップデートすることで、この脆弱性を解消することが可能です。

VMware Player 6.0:
http://www.vmware.com/go/downloadplayer

あるいは、以下のコマンドを実行し vmware-mount から setuid ビットを削除することで、この脆弱性を回避することが可能です。

#chmod u-s /usr/bin/vmware-mount
----------------------------------------------------------------------
○VMware Workstation
======
以下の Web サイトより WKST-902-LX-VMMOUNT(vmware-mount_1274721.tar.gz)をダウンロードし、ホスト上の /usr/bin/vmware-mount をダウンロードした、当該ファイルに置き換えることで、この脆弱性を解消することが可能です。
または、VMware Workstation 10.0 以降を入手しアップデートすることでも、この脆弱性を解消することが可能です。

VMware Mount for Linux WKST-902-LX-VMMOUNT:
https://my.vmware.com/web/vmware/details?downloadGroup=WKST-902-LX-VMMOUNT&productId=293

VMware Workstation 10.0:
https://www.vmware.com/go/downloadworkstation

あるいは、以下のコマンドを実行し vmware-mount から setuid ビットを削除することで、この脆弱性を回避することが可能です。

# chmod u-s /usr/bin/vmware-mount


6.ソースコード
(Web非公開)

(執筆:株式会社ラック サイバー脅威分析センター

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Scan Tech Report
http://scan.netsecurity.ne.jp/archives/51916302.html

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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