複数製品で使用される「ICU」にDoSの脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、複数製品で使用されている「International Components for Unicode(ICU)」にDoSの脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
複数の製品が使用しているICUには、Unicode文字列を扱うためのライブラリで、C言語向けの「ICU4C」とJava言語向けの「ICU4J」が提供されている。ICU4Cには、競合状態(race condition)に起因するDoSの脆弱性(CVE-2013-0900)が存在する。この脆弱性が悪用されると、想定される影響は製品によって異なるが、リモートの攻撃者によってDoS攻撃を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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