米国企業のセキュリティ責任者は戦略的な影響力を強めている--IBM調査(日本IBM) | ScanNetSecurity
2025.11.18(火)

米国企業のセキュリティ責任者は戦略的な影響力を強めている--IBM調査(日本IBM)

日本IBMは、「IBM調査:2013年IBM最高情報セキュリティー責任者アセスメント」の結果を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
「IBM調査:2013年IBM最高情報セキュリティー責任者アセスメント」(英語版)
「IBM調査:2013年IBM最高情報セキュリティー責任者アセスメント」(英語版) 全 1 枚 拡大写真
日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は11月6日、「IBM調査:2013年IBM最高情報セキュリティー責任者アセスメント」の結果を発表した。本調査は米IBMがフォーチュン100社と中堅企業のセキュリティ・リーダーを対象に実施したもの。調査結果によると、絶えず発達している脅威、新興の技術、予算抑制などにより、セキュリティ・リーダーは経営幹部のリーダーや取締役会とやりとりする上で、より積極的な役割を果たすことが必要となっている。また、クラウドやモバイルの導入が拡大し続けており、セキュリティ・リーダーの大半がこの分野を重視していることが明らかになった。

また、回答者の4分の1が過去12カ月間にモバイルセキュリティを導入しており、「直近で導入した」取り組みのナンバーワンとなった。しかも、その技術よりも方針や戦略などの進歩に注目している。個人所有のデバイスに関する具体的な対応方針、あるいはBYODに対する企業としての戦略を導入しているのは組織の40%未満であった。

さらに回答者の76%近くが、何らかのタイプのクラウド・セキュリティサービスを導入済と答えた。最も一般的なのはデータ・モニタリングと監査、連携したIDとアクセス管理(ともに39%)で、引き続き多くの組織がクラウドとモバイルに注目している。その一方でセキュリティ・リーダーは、IDとアクセス管理(51%)、ネットワーク侵入防止(39%)、脆弱性スキャン(39%)、モバイル・セキュリティ(37%)、データベース・セキュリティ(32%)の基礎技術に重点を置いていることがわかった。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  2. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  3. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  4. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  5. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop