アジア太平洋地域内の共通決済制度構築を目指す団体に日本企業として初めて加盟、ASEAN各国のATMなどで簡単に現地通貨の引き出しが可能に(NTTデータ) | ScanNetSecurity
2024.05.17(金)

アジア太平洋地域内の共通決済制度構築を目指す団体に日本企業として初めて加盟、ASEAN各国のATMなどで簡単に現地通貨の引き出しが可能に(NTTデータ)

 NTTデータは1月8日、アジア太平洋地域内の共通決済制度構築を目指す団体「Asian Payment Network」(APN)に、日本企業として初めて加盟承認を受けたことを発表した。

製品・サービス・業界動向 業界動向
概要図
概要図 全 2 枚 拡大写真
 NTTデータは1月8日、アジア太平洋地域内の共通決済制度構築を目指す団体「Asian Payment Network」(APN)に、日本企業として初めて加盟承認を受けたことを発表した。今後はAPN加盟のアジア太平洋各国の企業と連携し、ビジネスを進めることを検討する。

 APNは、2006年にASEAN主要国(シンガポール・マレーシア・インドネシア・タイ)の中央銀行主導により設立された団体。「アジアにおける新しいリテール決済ネットワーク」を目指しており、現在10カ国、12事業者が加盟している。NTTデータは、NTTデータ経営研究所と共同でAPNへの加盟検討を続け、今回の加盟承認に至ったとしている。

 国内金融機関は、NTTデータが2014年をめどに開発を予定しているシステムを通して、APNに加盟している各国金融機関とオンラインで接続される。これにより、アジア・太平洋地域各国の観光客などの訪日外国人が、日本国内において自国金融機関のキャッシュカードを用いて、現金の引き出しや銀聯サービスと同様にショッピングをすることが可能になる見込み。日本人の海外渡航者も、ASEAN各国のATMなどで簡単に現地通貨の引き出しを行えるようになる。

 今後NTTデータは、決済総合ネットワーク「CAFIS」、統合ATMスイッチングサービス等における実績を生かしてAPNでの標準化作業に積極的に参画していく方針。

NTTデータ、アジアの共通決済制度構築を目指す「APN」に加盟……日本企業初

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

    ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

  2. 範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

    範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

  3. 東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

    東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

  4. 個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

    個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

  5. 検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

    検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

  6. 認証とID管理にガバナンスを ~ NTTデータ先端技術「VANADIS」で実現する「IGA(Identity Governance and Administration)」とは

    認証とID管理にガバナンスを ~ NTTデータ先端技術「VANADIS」で実現する「IGA(Identity Governance and Administration)」とはPR

  7. 脆弱性管理クラウド「yamory」SBOM 機能に関する特許取得

    脆弱性管理クラウド「yamory」SBOM 機能に関する特許取得

  8. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  9. 「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

    「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

  10. スマートフォンアプリ「OfferBox」に秘密鍵がハードコードされている問題

    スマートフォンアプリ「OfferBox」に秘密鍵がハードコードされている問題

ランキングをもっと見る