運転席用顔認証センサーなどで取得したデータをスマートフォンのドライバー証明書に格納しクラウドを通じて認証、安全・確実にドライバー本人を証明(ユビキタス、サイバートラスト)
ユビキタスとサイバートラストは5月13日、スマートフォンの端末認証サービスと生体認証技術を活用した「ドライバーズ認証ソリューション」のプロトタイプを開発したと発表した。
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「ドライバーズ認証ソリューション」は、スマートフォン上で、サイバートラスト社の端末認証サービス「サイバートラスト デバイスID」と東芝ソリューションの生体認証技術「ACBio」を利用。運転席用顔認証センサーやドア用指紋認証センサー、ハンドル用静脈認証システムなどで取得したデータをスマートフォンのドライバー証明書に格納。各種データをクラウドを通じて認証することで、安全・確実にドライバー本人を証明する。
さらに、ルネサス製の車載情報端末向けの高機能SoC「R-Car M2」に車体固有のデバイス証明書を組込み、これらを結び付けることで、運転中のドライバーと自動車の状態を紐付けて証明。ドライバーのなりすまし防止やパスワードを使わない確実な認証を実現している。
両社は、「ドライバーズ認証ソリューション」を次世代の認証プラットフォームとして、開錠からエンジンのスタート、運転時のドライバーズ認証、ドライバーズ支援システムとの連携、および下車時の証明など、ドライバー個人の認証が可能なシステムとしての提供を目指す。
なお、ユビキタス社は、5月14日から16日まで東京ビッグサイトで開催される「第17回 組込みシステム開発技術展(ESEC)」で、「ドライバーズ認証ソリューション」のプロトタイプによるコンセプトデモを展示する。
スマホと生体センサでドライバーを認証、ユビキタスなど発表へ
《纐纈敏也@DAYS@レスポンス》
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