58%の組織で平均10分に1回の割合でマルウェアをダウンロード(チェック・ポイント) | ScanNetSecurity
2024.05.09(木)

58%の組織で平均10分に1回の割合でマルウェアをダウンロード(チェック・ポイント)

チェック・ポイントは、2013年に組織のネットワークを侵害する全世界を席巻した主要なセキュリティ脅威について解説した「チェック・ポイント セキュリティ・レポート2014年版」を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
「チェック・ポイント セキュリティ・レポート2014年版」
「チェック・ポイント セキュリティ・レポート2014年版」 全 3 枚 拡大写真
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社(チェック・ポイント)は6月3日、2013年に組織のネットワークを侵害する全世界を席巻した主要なセキュリティ脅威について解説した「チェック・ポイント セキュリティ・レポート2014年版」を発表した。本レポートはチェック・ポイントが有する各種機関とサービスの共同調査および122カ国の9,000以上のセキュリティ・ゲートウェイから、のべ200,000時間以上のネットワーク・トラフィックをモニターした調査と分析に基づいたもの。

レポートによると、マルウェアが年々飛躍的に増加しており、調査対象となった組織の84%でマルウェアを検出した。2012年には14%の組織が2時間に1回の割合でマルウェアをダウンロードしていたが、2013年は58%の組織で平均10分に1回となっている。また、2013年はより高度で巧妙、かつ耐性の高いマルウェアが出現しており、未知のマルウェアが埋め込まれた感染ファイルのダウンロードが2013年6月から12月の期間で1件以上発生していた組織は33%、感染ファイルの35%はPDFであることがわかった。その理由として、新手の難読化ツール「クリプター」により、マルウェア作成者はアンチマルウェア・ソフトウェアによる検出を免れるようになったことを挙げている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  2. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  3. 「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

    「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

  4. 社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

    社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

  5. メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

    メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

  6. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  7. 日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

    日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

  8. Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

    Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

  9. セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

    セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

  10. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

ランキングをもっと見る