指静脈情報を活用した電子決済向け生体署名システムを試作(日立) | ScanNetSecurity
2026.04.25(土)

指静脈情報を活用した電子決済向け生体署名システムを試作(日立)

日立は、電子決済向け生体署名システムの試作に成功したと発表した。

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日立による発表
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株式会社日立製作所(日立)は6月9日、電子決済向け生体署名システムの試作に成功したと発表した。本システムは、生体情報を秘密鍵として用いる電子署名技術(生体署名技術)を指静脈認証装置に適用したもので、パスワードやICカードを使わずに指静脈情報のみに基づいて決済を可能にする。試作システムでは、指静脈情報そのものが秘密鍵となるため、従来厳密な管理が必要であった秘密鍵をユーザ側で保存する必要がない。

また、システムに登録するデータ(公開鍵)から指静脈情報を復元することはできないため、生体情報の漏えいや偽造を防ぐ。これにより、オンラインでのクレジット決済や銀行決済において、電子署名技術に基づくより便利で確実な本人認証を可能にする。本システムでは、生体情報など、さまざまな揺らぎのパターンを持つ任意のデータを、L∞距離空間の上で表現される特徴データへと変換する、数学的変換の理論の開発、および指静脈画像特有の揺らぎについての統計的な性質に関する知見の蓄積をこの数学的変換に反映させることで、揺らぎをより小さく抑えることに成功している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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