不正ソフトウェアを使用しない理由として「マルウェアによるセキュリティの脅威」が全世界で高い比率を示す(BSA) | ScanNetSecurity
2025.11.18(火)

不正ソフトウェアを使用しない理由として「マルウェアによるセキュリティの脅威」が全世界で高い比率を示す(BSA)

 BSAは24日、世界110以上の国と地域を対象とした国際調査「BSAグローバルソフトウェア調査2013」の報告書を公開した。約22,000人の個人および企業のPCユーザーと2,000人超のIT管理者を対象に、34の国と地域で調査を実施した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
マルウェアによるセキュリティの脅威で、重視しているもの
マルウェアによるセキュリティの脅威で、重視しているもの 全 4 枚 拡大写真
 BSAは24日、世界110以上の国と地域を対象とした国際調査「BSAグローバルソフトウェア調査2013」の報告書を公開した。約22,000人の個人および企業のPCユーザーと2,000人超のIT管理者を対象に、34の国と地域で調査を実施した。

 それによると、2013年の日本の「不正コピー率」(PCに正規ライセンスのないソフトウェアをインストールしている状態)は19%で、総額は13.49億米ドル(約1,419億円)となった。2011年(前回調査)からは2ポイント低下した。また、日本の国内企業のうち、「正規ソフトウェアの使用を明文化した社内規程」を整備していたのは37%にとどまった。

 全世界のPCソフトウェアの不正コピー率は、新興経済国におけるソフトウェアの不正コピーが過半数を占めていたことなどが要因となり、2011年の42%から43%へと上昇した。不正ソフトウェア総額は627億ドル(約6兆5,972億円)だった。

 「不正ソフトウェアを使用しない理由」としては、「マルウェアによるセキュリティの脅威」が全世界で高い比率を示した。具体的なセキュリティリスクとしては、「ハッカーによる不正アクセス」が最多の64%、次いで「データ損失」の59%となっている。

日本のPCソフト、5本に1本は「不正コピー」……被害総額は約1,419億円に

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/
PageTop

アクセスランキング

  1. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  2. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  3. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  4. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  5. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop