インシデント報告件数、前四半期から微減--JPCERT/CCレポート(JPCERT/CC)
JPCERT/CCは、2014年4月1日から6月30日までの四半期における「インシデント報告対応レポート」および「活動概要」を公開した。
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インシデントの内訳は「スキャン」に分類される、システムの弱点を探索するインシデントが37.8%、「Webサイト改ざん」に分類されるインシデントは26.4%を占めた。また、「フィッシングサイト」に分類されるインシデントは11.9%を占めている。フィッシングサイト全体では、金融機関のサイトを装ったものが63.8%、オンラインゲームサービスを装ったものが14.1%を占めている。
本四半期に報告が寄せられたフィッシングサイトの件数は509件で、前四半期の557件から9%減少した。また、前年度同期(287件)との比較では77%の増加した。国外ブランドを装ったフィッシングサイトの件数は167件と、前四半期の229件から27%減少した。活動概要では、「認証関連情報を窃取する手口の高度化と被害防止への取組み」「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドラインおよびJPCERT/CC 脆弱性関連情報取扱いガイドラインを改訂し公表」「FIRST の Board of Directors メンバにJPCERT/CC スタッフが当選」をトピックに挙げている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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