「Raritan PX Power Distribution」にcipher zero攻撃を受ける脆弱性(JVN) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

「Raritan PX Power Distribution」にcipher zero攻撃を受ける脆弱性(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、Raritan社が提供するインテリジェントラック電力配分装置(iPDU)「Raritan PX Power Distribution」のソフトウェアにcipher zero攻撃を受ける脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
CERT/CCによる脆弱性情報
CERT/CCによる脆弱性情報 全 1 枚 拡大写真
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月11日、Raritan社が提供するインテリジェントラック電力配分装置(iPDU)「Raritan PX Power Distribution」のソフトウェアにcipher zero攻撃を受ける脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

「Raritan PX(DPXR20A-16)に使用されている Raritan PX Power Distribution ソフトウェア バージョン 01.05.08 およびそれ以前」には、リモートの攻撃者により、cipher suite 0(別名 cipher zero)および任意のパスワードを使用されることで、認証を回避され任意のIPMIコマンドを実行される脆弱性(CVE-2014-2955)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者にログインされたアカウントの権限で当該製品を管理される可能性がある。開発者は、本脆弱性の対策版としてバージョン 1.5.11 を製品ユーザへ提供しており、JVNでは、開発者に確認するよう呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  5. 未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

    未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

ランキングをもっと見る
PageTop