「Symantec Endpoint Protection」にバッファオーバーフローの脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、Symantec社が提供する企業向け ウイルス対策ソフト「Symantec Endpoint Protection」にバッファオーバーフローの脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「Symantec Endpoint Protection クライアント 12.1 およびそれ以前」「Symantec Endpoint Protection クライアント 11.0 およびそれ以前」「Symantec Endpoint Protection 12.0 Small Business Edition およびそれ以前」をインストールしたWindowsでは、初期設定において sysplant ドライバがロードされる。sysplantドライバには、細工された IOCTL により攻撃可能なバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2014-3434)が存在する。この脆弱性が悪用されると、結果として一般ユーザに SYSTEM 権限を取得される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお、sysplant ドライバを無効化することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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