2014年上半期脅威レポートを公開、アジア地区での脅威の統計トップ10も掲載(エフセキュア)
エフセキュアは29日、エフセキュアラボによる「2014年上半期脅威レポート」の日本語翻訳版を公開した。同社では毎半期、セキュリティ脅威に関する世界的な状況をまとめた「脅威レポート」を一般公開している。
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報告書は17ページからなり、注意すべき脅威の概説、2014年上半期の動向、脅威の統計トップ10、モバイルマルウェア、MACマルウェアについて解説したものとなっている。同期の大きな出来事としては、Windows XPのサポート終了、GameOver ZeuS(ゲームオーバーゼウス)ボットネットの遮断などがあげられている。
2014年上半期にエフセキュア製品のユーザーから報告された、アジア地区での脅威の統計1位は、Windowsの脆弱性を悪用して拡散する「DOWNADUP」だった。発生後すでに6年を経過しているが、いまだにその活動が盛んであることが明らかとなった。
一方2位には、ここ最近急増した「Webベースの攻撃」がランクイン。Webブラウザを悪意のあるサイトにリダイレクトし、そこでシステムにさらに攻撃を加えるマルウェアや手法が、さらに脅威を増している模様だ。
【アジア地区での脅威の統計トップ10】
1. Downadup
2. Webベースの攻撃
3. Sality
4. Ramnit
5. WormLink
6. Autorun
7. Majava
8. BrowserExploit
9. Expiro
10. ZeroAccess
現在もDOWNADUPが猛威……エフセキュア「2014年上半期脅威レポート」
《冨岡晶@RBB TODAY》
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