月例セキュリティ情報8件を公開、最大深刻度「緊急」は3件(日本マイクロソフト) | ScanNetSecurity
2024.04.29(月)

月例セキュリティ情報8件を公開、最大深刻度「緊急」は3件(日本マイクロソフト)

日本マイクロソフトは、2014年10月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知9件から1件少ない8件となった。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
今月の更新プログラムの概要
今月の更新プログラムの概要 全 2 枚 拡大写真
日本マイクロソフト株式会社は10月15日、2014年10月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知9件から1件少ない8件となった。最大深刻度「緊急」が3件、「重要」が5件となっている。修正された脆弱性は、CVEベースで24件。今回発表された内容は以下の通り(深刻度順)。

「緊急」
MS14-056:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(2987107)要再起動
MS14-057:.NET Framework の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3000414)再起動が必要な場合あり
MS14-058:カーネルモード ドライバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される(3000061)要再起動

「重要」
MS14-059:ASP.NET MVC の脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる(2990942)再起動が必要な場合あり
MS14-060:Windows OLE の脆弱性により、リモートでコードが実行される (3000869)再起動が必要な場合あり
MS14-061:Microsoft Word および Office Web Apps の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3000434)再起動が必要な場合あり
MS14-062:メッセージ キュー サービスの脆弱性により、特権が昇格される(2993254)要再起動
MS14-063:FAT32 ディスク パーティション ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される(2998579)要再起動

このうち、MS14-059(CVE-2014-4075)およびMS14-062(CVE-2014-4971)は脆弱性が一般に公開されており、MS14-056(CVE-2014-4123)、MS14-058(CVE-2014-4113、CVE-2014-4148)、MS14-060(CVE-2014-4114)は悪用が確認されている。同社では、企業ユーザに対しては、適用優先度「1」のMS14-056(Internet Explorer)、MS14-057(.NET Framework)、MS14-058(カーネルモード ドライバ)については至急適用を進めるよう呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  2. GROWI に複数の脆弱性

    GROWI に複数の脆弱性

  3. 雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  4. セトレならまちで利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    セトレならまちで利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  5. インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

    インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

  6. PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

    PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

  7. フィッシングサイトのドメイン「top」が最多、デジタルアーツ調査

    フィッシングサイトのドメイン「top」が最多、デジタルアーツ調査

  8. メール誤送信事故多発で悪名高いドッペルゲンガードメイン「gmai.com」はどこの誰が保有しているのか?

    メール誤送信事故多発で悪名高いドッペルゲンガードメイン「gmai.com」はどこの誰が保有しているのか?

  9. NDIAS「車載器向けセキュリティ技術要件集」活用したコンサルサービス提供

    NDIAS「車載器向けセキュリティ技術要件集」活用したコンサルサービス提供

  10. 札幌で「CSIRT のはじめ方」ワークショップ 5/16 開催、北海道在勤在住者は参加費 5 万円が無料

    札幌で「CSIRT のはじめ方」ワークショップ 5/16 開催、北海道在勤在住者は参加費 5 万円が無料

ランキングをもっと見る