国内モバイルセキュリティ市場、ID・アクセス管理の高成長を予測(IDC Japan) | ScanNetSecurity
2025.11.18(火)

国内モバイルセキュリティ市場、ID・アクセス管理の高成長を予測(IDC Japan)

IDC Japanは、2013年の国内モバイルセキュリティ市場規模実績と予測を発表した。これによると、2013年の同市場規模は58億円で、前年比成長率は25.8%であった。

製品・サービス・業界動向 業界動向
IDC Japanによる参考資料
IDC Japanによる参考資料 全 1 枚 拡大写真
IDC Japan株式会社は10月29日、2013年の国内モバイルセキュリティ市場規模実績と予測を発表した。これによると、2013年の同市場規模は58億円で、前年比成長率は25.8%であった。売上額構成比では、マルウェア対策製品を含むモバイルセキュアコンテンツ・脅威管理が全体の6割超を占めた。スマートフォンやタブレット端末を狙ったマルウェアが急増し、手口も巧妙化していることから、マルウェア対策を含むモバイルセキュアコンテンツ・脅威管理が市場拡大をけん引するとみている。同市場の2013年から2018年における年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は16.5%で、市場規模は2013年の58億円から2018年には123億円に拡大すると予測している。

機能別の2013年から2018年のCAGRでは、モバイルアイデンティティ・アクセス管理が19.6%と最も高い成長率で推移し、市場規模は2013年の8億円から2018年には20億円へと拡大するとみている。モバイルアイデンティティ・アクセス管理市場は、企業でのモバイル機器の利用拡大で社外から社内リソースへのアクセスが増加し、モバイル機器における認証強化が求められている。このため、ユーザ個人のIDとパスワードのみの固定パスワード認証と、ワンタイムパスワード認証やSSL証明書による認証、リスクベース認証などを組み合わせた多要素認証への需要はますます高まるとみている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  2. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  3. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  4. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

  5. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

ランキングをもっと見る
PageTop