国内複数組織に対して「やり取り型」攻撃を確認(IPA) | ScanNetSecurity
2026.01.03(土)

国内複数組織に対して「やり取り型」攻撃を確認(IPA)

 IPA(情報処理推進機構)は21日、標的型サイバー攻撃の手口の1つ「やり取り型」攻撃が、8月から10月にかけて、国内複数組織に対して行われていたことを発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
「やり取り型」攻撃のイメージ
「やり取り型」攻撃のイメージ 全 2 枚 拡大写真
 IPA(情報処理推進機構)は21日、標的型サイバー攻撃の手口の1つ「やり取り型」攻撃が、8月から10月にかけて、国内複数組織に対して行われていたことを発表した。

 「やり取り型」攻撃とは、問い合わせメールなどを装った、無害な“偵察メール”の後、ウイルス付きのメールを送ってくるという攻撃手法だ。利用者のパソコンに遠隔操作を可能とするウイルスを感染させ、そのパソコンを起点に組織内部のネットワークへ侵入し、情報窃取などの諜報活動を行うことを目的としている。

 攻撃メールの多くは、外部向け窓口部門などに対して送られ、窓口担当者とのメールでのやり取りを行う。その過程で、添付ファイル(ウイルス)を開封させ、受信者のパソコンへ感染させるべく、重ねてメールを送信してくる執拗さが特徴だという。

 IPAでは、「やり取り型」の攻撃手口を2011年7月に最初に確認してから、2012年以降も断続的に発生していることを確認していた。特に、2012年7月から11月には、複数の国内組織に対する一連の「やり取り型」攻撃が発生している。一方で「やり取り型」攻撃は、この一年間、ほとんど確認されていなかった。今回8月から10月にかけ、再び、少なくとも国内の5つの組織に対し、同等の攻撃が計7件発生したであろうことを確認したとのこと。これを受け、今回注意喚起を行った。

 なおメールの送信元IPアドレスは、2012年7月に確認されたものと一致しており、当時と同一の攻撃者(またはグループ)によるものと推測されている。

「やり取り型」サイバー攻撃が、さらに巧妙化……国内5組織で新たに確認

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 元国土交通省職員ら、「アイコラ」をサイトに掲載し逮捕

    元国土交通省職員ら、「アイコラ」をサイトに掲載し逮捕

  2. fjコンサル「キャッシュレスセキュリティレポート 2023年1Q」公表、カード情報流出件数 173,332件

    fjコンサル「キャッシュレスセキュリティレポート 2023年1Q」公表、カード情報流出件数 173,332件

  3. HENNGE One、iPad 受付システム「Smart at reception」へ SSO 連携

    HENNGE One、iPad 受付システム「Smart at reception」へ SSO 連携

  4. クリックしていないのにアダルトサイトに登録させる「ゼロクリック詐欺」(シマンテック)

    クリックしていないのにアダルトサイトに登録させる「ゼロクリック詐欺」(シマンテック)

  5. 保証人に送付した学費請求書の住所に誤り、個人情報が漏えい(横浜市立大学)

    保証人に送付した学費請求書の住所に誤り、個人情報が漏えい(横浜市立大学)

ランキングをもっと見る
PageTop