無線ネットワークを利用して河川の水位状況をリアルタイムで把握(沖電気) | ScanNetSecurity
2024.05.09(木)

無線ネットワークを利用して河川の水位状況をリアルタイムで把握(沖電気)

沖電気は無線ネットワークを利用して河川の水位状況が把握可能な「河川監視システム」を開発した。このシステムは河川に設置した観測データをリアルタイムで確認することができる。

製品・サービス・業界動向 業界動向
河川各所のセンサーからの観測データを920MHz帯の無線でやりとりし、監視センター内のサーバで収集・蓄積が行われる(図は同社プレスリリースより)。
河川各所のセンサーからの観測データを920MHz帯の無線でやりとりし、監視センター内のサーバで収集・蓄積が行われる(図は同社プレスリリースより)。 全 1 枚 拡大写真
 沖電気は無線ネットワークを利用して河川の水位状況が把握可能な「河川監視システム」を開発した。このシステムは観測ポイントに設置した雨量計や水位計などの観測データを無線通信によって監視センターで周期的に収集。これによって河川の状況をリアルタイムで確認することができる。

 システムの特徴は、監視ネットワークシステムでも導入されている同社の「920MHz帯マルチホップ無線ネットワーク」を利用すること。もし通信が寸断されても短時間で自動的にネットワークの再構築が可能で、欠測のないデータ収集が行える。同時に配線が不要なので設置が容易なのもポイントだ。

 また、河川各所の水門開閉に必要な判断情報や、氾濫予測による退避誘導情報の配信などの拡張機能も視野に入れており、収集したデータと降雨・水位予測などを組み合わせることにより可能となる。

 主に二級水系(中小規模河川)による水害の多い自治体向けに、2014年度末までに商品化を目指す。

沖電気が河川の水位状況をリアルタイムで把握する「河川監視システム」を開発

《宮崎崇@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  2. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  3. 「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

    「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

  4. 社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

    社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

  5. メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

    メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

  6. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  7. 日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

    日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

  8. Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

    Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

  9. セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

    セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

  10. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

ランキングをもっと見る