次世代型サンドボックスのLastlineが日本法人を設立、本格参入へ(Lastline) | ScanNetSecurity
2024.04.30(火)

次世代型サンドボックスのLastlineが日本法人を設立、本格参入へ(Lastline)

Lastlineは、米Lastline社が日本法人を設立し、日本市場に本格参入すると発表した。

製品・サービス・業界動向 業界動向
Lastline社のサイト
Lastline社のサイト 全 1 枚 拡大写真
Lastline合同会社は12月10日、米Lastline社が日本法人を設立し、日本市場に本格参入すると発表した。カントリーマネージャは伊藤一彦氏。米Lastlineは、バイナリファイル分析「Anubis」、Webサイト脅威分析「Wepawet」の開発者により2011年に設立された企業。Lastlineのサンドボックスは、フルシステムエミュレーションのアプローチを採用、仮想マシンベースやOSをエミュレーションしてシステムコールのみ監視する従来型サンドボックスと異なり、マルウェアが実行するあらゆるCPUインストラクション(命令)を監視することで、ステルス型マルウェアを含む、高い検知率を実現する次世代サンドボックスとなっている。

Lastlineはソフトウェアベースで提供され、管理モジュール「Manager」、ユーザのネットワークにインストールする「Sensor」、高精度の解析エンジン(サンドボックス)である「Engine」などから構成される。また、コストを抑えて導入・運用が容易なクラウドサービス、またはオンプレミスでの利用が可能で、オープンアーキテクチャにより各種APIを用意、各種サードパーティ製品による既存のセキュリティシステムと統合して利用することも可能となっている。また同日、SCSK株式会社、NTTデータ先端技術株式会社と販売パートナー契約を締結し、日本市場における販売・サポート体制を強化し、向こう3年内に全世界の10%の売上を目指すとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/
PageTop

アクセスランキング

  1. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  2. GROWI に複数の脆弱性

    GROWI に複数の脆弱性

  3. 雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  4. インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

    インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

  5. PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

    PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

  6. セトレならまちで利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    セトレならまちで利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  7. メール誤送信事故多発で悪名高いドッペルゲンガードメイン「gmai.com」はどこの誰が保有しているのか?

    メール誤送信事故多発で悪名高いドッペルゲンガードメイン「gmai.com」はどこの誰が保有しているのか?

  8. フィッシングサイトのドメイン「top」が最多、デジタルアーツ調査

    フィッシングサイトのドメイン「top」が最多、デジタルアーツ調査

  9. LINEヤフー委託先への不正アクセス、報告書を受け 2 度目の行政指導

    LINEヤフー委託先への不正アクセス、報告書を受け 2 度目の行政指導

  10. 7月のフィッシング報告状況、「.cn ドメイン」のフィッシングメールを多く確認

    7月のフィッシング報告状況、「.cn ドメイン」のフィッシングメールを多く確認

ランキングをもっと見る