OpenSSLとBashの脆弱性、ビル管理システムなどの探索行為が増加(警察庁)
警察庁は、2014年の「インターネット観測結果等」を発表した。
調査・レポート・白書・ガイドライン
調査・ホワイトペーパー
2014年はOpenSSLとBashの深刻な脆弱性が話題となった。これらの脆弱性を悪用した攻撃により、情報の漏えいや攻撃者に任意のコマンドを実行されるなどの被害に遭う危険性がある。また、ビル管理システムの基幹ネットワークに使用されている通信プロトコルのひとつBACnetに対する探索行為を観測しており、今後、実際の攻撃の発生に懸念を示している。さらに、2013年に引き続きDNSリフレクター攻撃に関連すると考えられるパケットを多数観測した。DNS以外のNTP、SSDPおよびSNMPといった他のプロトコルを悪用するリフレクター攻撃に関連すると考えられるパケットも観測している。また、オープン・リゾルバを踏み台として悪用するリフレクター攻撃とは異なった新しい攻撃手法も登場した。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
関連記事
この記事の写真
/