インターネットバンキングをめぐる不正送金の手口巧妙化などの実例からサイバー犯罪増加について考察(警察庁) | ScanNetSecurity
2026.06.09(火)

インターネットバンキングをめぐる不正送金の手口巧妙化などの実例からサイバー犯罪増加について考察(警察庁)

 警察庁は昨年のサイバー犯罪についてまとめた資料「サイバー空間をめぐる脅威の情勢について」を12日、発表した。サイバー犯罪の増加について啓発しており、インターネットバンキングをめぐる不正送金の手口巧妙化や不正アクセスの事例、

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
MITB(ManInTheBrowser)攻撃と呼ばれる、パソコンに感染したウイルスが、ネットバンキングへ自動的に不正送金させる攻撃の概要(画像は公開資料より)
MITB(ManInTheBrowser)攻撃と呼ばれる、パソコンに感染したウイルスが、ネットバンキングへ自動的に不正送金させる攻撃の概要(画像は公開資料より) 全 4 枚 拡大写真
 警察庁は12日、2014年のサイバー犯罪についてまとめた資料「サイバー空間をめぐる脅威の情勢について」を発表した。インターネットバンキングをめぐる不正送金の手口巧妙化や不正アクセスの事例、ビットコインなどの新たな技術による影響など、具体的な事例からサイバー犯罪増加についてを考察している。

 昨年度のサイバー犯罪に関する相談件数は11万8,100件で、前年から39.2%もの大幅な増加となっている。警察庁が観測を行った、インターネット上の不審なアクセスも前年より58.5%の増加、それでありながら、サイバー犯罪の検挙件数は7,905件となっており、前年比マイナス2.6%と僅かに減少している。

 サイバー犯罪増加の原因としては具体的に「手口の悪質・巧妙化」、「サイバー空間における犯罪インフラの存在」、「新たな技術・サービスの実社会への影響」、「インターネット利用に係るリスクの拡大」の4点を指摘している。一例として犯罪インフラの存在に関する説明としては、不正アクセスに使用される中継サーバーを利用したDDoS攻撃や、それらを取り締まった一斉摘発の事例などが記述されている。

 資料の最後には検挙事例と相談事例がまとめられており、昨年度の内訳からは詐欺や悪質商法の事例が大幅に増加していることが分かる。

増加するサイバー犯罪、警察庁が統計・傾向をまとめた資料を発表

《小菅@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/
PageTop

アクセスランキング

  1. 北九州市立大に不正アクセス、偽警告から遠隔操作され個人情報漏えいか

    北九州市立大に不正アクセス、偽警告から遠隔操作され個人情報漏えいか

  2. SOC サービスの実態に迫る:株式会社SHIFT SECURITY と株式会社クラフ、新たな監視サービスへの挑戦

    SOC サービスの実態に迫る:株式会社SHIFT SECURITY と株式会社クラフ、新たな監視サービスへの挑戦PR

  3. 阿波銀行への不正アクセス、原因はテスト環境の「管理不備」と発表 関係役員らの処分も

    阿波銀行への不正アクセス、原因はテスト環境の「管理不備」と発表 関係役員らの処分も

  4. 株式会社SHIFT SECURITY、新会社設立を中止し株式会社SHIFTに吸収合併へ

    株式会社SHIFT SECURITY、新会社設立を中止し株式会社SHIFTに吸収合併へ

  5. 保守作業中に保守用端末へ不正アクセス、日本医療研究開発機構の人事情報1,400件流出の可能性

    保守作業中に保守用端末へ不正アクセス、日本医療研究開発機構の人事情報1,400件流出の可能性

ランキングをもっと見る
PageTop