茨城県の行政情報システムにクラウド型仮想基盤を導入、BCPとセキュリティの強化を実現(日立公共システム) | ScanNetSecurity
2025.10.26(日)

茨城県の行政情報システムにクラウド型仮想基盤を導入、BCPとセキュリティの強化を実現(日立公共システム)

日立公共システムは、茨城県の庁内行政情報システムのIT基盤として「クラウド型仮想基盤」を構築し、3月から本格稼働を開始したことを発表した。これにより茨城県は、BCP(Business Continuity Plan:業務継続計画)とセキュリティの強化を実現する。

製品・サービス・業界動向 業界動向
ユーザーは県庁舎から「いばらきブロードバンドネットワーク」を経由して、各種情報システムを利用可能。クラウドなので県が資産を保有しないのも特徴だ(画像は同社リリースより)。
ユーザーは県庁舎から「いばらきブロードバンドネットワーク」を経由して、各種情報システムを利用可能。クラウドなので県が資産を保有しないのも特徴だ(画像は同社リリースより)。 全 1 枚 拡大写真
 日立公共システムは、茨城県の庁内行政情報システムのIT基盤として「クラウド型仮想基盤」を構築し、3月から本格稼働を開始したことを発表した。これにより茨城県は、BCP(Business Continuity Plan:業務継続計画)とセキュリティの強化を実現する。

 データセンター内のハードウェアやOSなどをネットワーク経由で利用できるIaaS型の「クラウド型仮想基盤」サービスを導入し、行政情報システムのIT基盤として利用したものとなる。データセンターは原発30km圏外など、災害の影響を受けにくいとされる場所に位置しており、生体認証装置や監視カメラでセキュリティを強化している。

 コスト面では、「クラウド型仮想基盤」は月単位の従量課金制サービスとなっており、ハードウェアの購入が不要。システムの構築や運用・管理コストの低減が行える。合わせてハードウェアの集約・統合によりシステムの一元管理が可能となったため、システムの運用・管理の効率化による職員の作業負荷削減も見込めるという。

 茨城県では2018年度にかけて、各課で運用・管理されている行政情報システムを「クラウド型仮想基盤」へ段階的に移行し、集約していく。

日立公共システムによる茨城県庁内行政情報システムが稼働開始

《宮崎崇@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

    大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

  2. 関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

    関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

  3. 「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

    「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

  4. アスクル Web サイトがランサムウェア感染、受注出荷業務が停止

    アスクル Web サイトがランサムウェア感染、受注出荷業務が停止

  5. 廃棄委託したノートパソコンが短時間ネット接続 ~ 監視ツールが検知

    廃棄委託したノートパソコンが短時間ネット接続 ~ 監視ツールが検知

ランキングをもっと見る
PageTop