「OpenSSL」のセキュリティアップデートを公開、深刻度「高」は2件(JVN) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

「OpenSSL」のセキュリティアップデートを公開、深刻度「高」は2件(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、OpenSSL Projectが提供する「OpenSSL」に複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
「OpenSSL」のセキュリティアップデートを公開、深刻度「高」は2件(JVN)
「OpenSSL」のセキュリティアップデートを公開、深刻度「高」は2件(JVN) 全 2 枚 拡大写真
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディ
ネーションセンター(JPCERT/CC)は3月20日、OpenSSL Projectが提供する「OpenSSL」に複数の脆弱性(CVE-2015-0291、CVE-2015-0204、CVE-2015-0290、CVE-2015-0207、CVE-2015-0286、CVE-2015-0208、CVE-2015-0287、CVE-2015-0289、CVE-2015-0292、CVE-2015-0293、CVE-2015-1787、CVE-2015-0285、CVE-2015-0209、CVE-2015-0288)が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。これは、OpenSSLがセキュリティアップデートを公開したことを受けたもの。

OpenSSL 1.0.2、1.0.1、1.0.0、0.9.8のすべてのバージョンには、複数の脆弱性が存在する。アップデートによって修正された脆弱性は14種類で、このうちDoS攻撃を受ける脆弱性(CVE-2015-0291)およびRSAをダウングレードされる脆弱性(CVE-2015-0204:「低」から変更)が深刻度「高」とされている。これらの脆弱性が悪用されると、脆弱性により影響は異なるが、無効な署名アルゴリズムを使用されることでOpenSSLの処理が異常終了させられるなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、修正版のOpenSSLとして1.0.2a、1.0.1m、1.0.0r、0.9.8zfが提供されているので、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  5. 未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

    未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

ランキングをもっと見る
PageTop