セキュリティインシデントの28%が標的型攻撃、対応の遅れが明らかに(マカフィー) | ScanNetSecurity
2024.05.17(金)

セキュリティインシデントの28%が標的型攻撃、対応の遅れが明らかに(マカフィー)

マカフィーは、米McAfeeによるレポート「攻撃の検出とインシデント対応への取り組み:Tackling Attack Detection and Incident Response」を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
レポート「攻撃の検出とインシデント対応への取り組み:Tackling Attack Detection and Incident Response」
レポート「攻撃の検出とインシデント対応への取り組み:Tackling Attack Detection and Incident Response」 全 2 枚 拡大写真
マカフィー株式会社は4月23日、米McAfeeによるレポート「攻撃の検出とインシデント対応への取り組み:Tackling Attack Detection and Incident Response」を発表した。同レポートはMcAfeeの委託により米Enterprise Strategy Group(ESG)が実施したもので、組織のセキュリティ戦略、サイバー攻撃の状況、インシデント対応への課題とニーズについて調査している。レポートによると、セキュリティインシデントの28%が標的型攻撃であるのに対し、マルウェアの検出回避技術について十分な知識があると考えているのは、回答者の45%にとどまった。

また、セキュリティツール同士の統合と連携の欠如が、セキュリティ上の脅威を検出・対応するための機能を妨げていると、全体の80%近くの人が考えていることがわかった。さらに全体の37%が、セキュリティ上のインテリジェンスとIT運用ツールのより緊密な連携を求めていた。全体の58%は、対象ファイルを分析するためのクラウドベースのインテリジェンス情報を活用した静的・動的な分析ツールなど、優れた検出ツールが必要であると回答し、セキュリティの知識やスキルを強化するためにさらなるトレーニングが必要であると全体の40%が回答している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

    ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

  2. 範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

    範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

  3. 東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

    東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

  4. 個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

    個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

  5. 認証とID管理にガバナンスを ~ NTTデータ先端技術「VANADIS」で実現する「IGA(Identity Governance and Administration)」とは

    認証とID管理にガバナンスを ~ NTTデータ先端技術「VANADIS」で実現する「IGA(Identity Governance and Administration)」とはPR

  6. 脆弱性管理クラウド「yamory」SBOM 機能に関する特許取得

    脆弱性管理クラウド「yamory」SBOM 機能に関する特許取得

  7. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  8. 「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

    「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

  9. 検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

    検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

  10. 脆弱な DMARC セキュリティ・ポリシーを悪用、北朝鮮スピアフィッシング詐欺

    脆弱な DMARC セキュリティ・ポリシーを悪用、北朝鮮スピアフィッシング詐欺

ランキングをもっと見る