月例セキュリティ情報13件を公開、最大深刻度「緊急」は3件(日本マイクロソフト)
日本マイクロソフトは、2015年5月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は13件で、このうち最大深刻度「緊急」が3件、「重要」が10件となっている。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「緊急」
MS15-043:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(3049563)要再起動
MS15-044:Microsoft フォント ドライバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される(3057110)再起動が必要な場合あり
MS15-045:Windows Journal の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3046002)再起動が必要な場合あり
「重要」
MS15-046:Microsoft Office の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3057181)再起動が必要な場合あり
MS15-047:Microsoft SharePoint Server の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3058083)再起動が必要な場合あり
MS15-048:.NET Framework の脆弱性により、特権が昇格される(3057134)再起動が必要な場合あり
MS15-049:Silverlight の脆弱性により、特権の昇格が起こる(3058985)再起動の必要なし
MS15-050:サービス コントロール マネージャーの脆弱性により、特権が昇格される(3055642)要再起動
MS15-051:Windows カーネルモード ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される(3057191)要再起動
MS15-052:Windows カーネルの脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる(3050514)要再起動
MS15-053:JScript および VBScript スクリプト エンジンの脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる(3057263)再起動が必要な場合あり
MS15-054:Microsoft 管理コンソールのファイル形式の脆弱性により、サービス拒否が起こる(3051768)要再起動
MS15-055:Schannel の脆弱性により、情報漏えいが起こる(3061518)要再起動
このうち、MS15-045(CVE-2015-1675、CVE-2015-1695)およびMS15-051(CVE-2015-1701)は脆弱性が一般に公開されており、MS15-051(CVE-2015-1701)については悪用が確認されていた。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
関連記事
この記事の写真
/