顔認証技術を既存のシステムに組み込みセキュリティ強化と利便性向上を実現(NEC)
NECは、東京ビッグサイトで開催された「Japan IT Week 春 2015」内の「情報セキュリティEXPO 春」にて、顔認証エンジン「NeoFace」と、顔認証によるパソコンセキュリティソフトウェア「NeoFace Monitor」の展示を行った。
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「NeoFace」はNECの顔認証技術を活用した顔検出・顔照合システムを構築するための開発者向けソフトウェア。米国国立標準技術研究所(NIST)が実施した顔認証技術ベンチマークテストで3回連続1位を獲得するなど、世界的に評価が高い同社の顔認証技術を既存のセキュリティシステムなどに組み込むことで、セキュリティ強化や利便性向上を実現するものだ。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の年間スタジオ・パス所有者への「顔パス」システムや香港入国管理局の出入国ゲート管理システム、人気アイドルグループのコンサートチケットの転売防止対策などに導入されている。
「NeoFace Monitor」は顔認証でOSログオンと常時監視を行うパソコンセキュリティソフトウェア。ログオン時のユーザー認証に加え、離席時や未登録者が着席した場合にパソコンを自動的にロックしてなりすまし利用を防ぐ。パソコン内蔵カメラや市販のWebカメラで安価に導入が可能だ。また、5月19日以降に出荷されるビジネス向けパソコンの新製品には「NeoFace Monitor スタートアップ版」が標準添付される。
顔パスやセキュリティ強化を実現するNECの顔認証ソリューション
《小菅@RBB TODAY》
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