PoE給電に対応し取り付けが容易な監視カメラシステム(トライポッドワークス)
東京ビッグサイトで15日まで開催されている「2015Japan IT Week 春」内の「情報セキュリティEXPO 春」において、トライポッドワークスは、監視カメラシステム「SecureCamStation」など多数セキュリティ関連の展示を行った。
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「SecureCamStation」は複数ネットワークカメラを一つのモニタリングシステムで管理できる小型カメラサーバで、小規模店舗やオフィスの監視システム構築を想定した製品となっている。
特徴としては、本システムで使われている監視カメラがPoE給電に対応しているため、電気工事の資格を持たない人でも取り付けが可能という手軽さだ。カメラとNVR(ネットワークビデオレコーダー)、PoEハブをLANケーブルでつなぐだけで監視カメラシステムを運用できるようになる。
システムに対応するカメラは、フルHD対応のバレット型カメラとドーム型をラインナップ。SDカードスロットを備えているので、カメラ本体へのローカル保存も可能。いずれもPoE 802.3afに対応し、バレット型に関しては、IP66の防水対応で、夜間撮影を想定して赤外線LEDを搭載している。
NVRに関しては、4チャンネル対応で容量は2TB×2。動体検知で撮影する「イベントトリガー」や、遠隔地からのライブ監視や録画映像の確認が行える「マネジメントシステム」を搭載している。
また、「SecureCamStation」よりもさらなる手軽さを追求した製品としては、簡易的なネットワークカメラでシステムを構築する「ViewCamStation」も展示。
映像の録画及び管理用の「ViewCamStation」本体をブロードバンドルーターと回線終端装置につなぎ、あとはWi-Fi対応の据え置き型のネットワークカメラを任意の場所に置くだけ。セットアップウィザードに従って作業すれば誰でも簡単に使うことができる。
「ViewCamStation」本体には、映像を短時間再生させるタイムプラス機能や、最大10台のカメラを同一画面に表示させるマルチビューイング機能、スマートフォンやタブレットからの映像確認も行える機能(iOS用アプリも6月に供給される予定)を備える。防犯というよりは、見守りやビニールハウス内の農作物の様子の確認といった用途を想定している。
他にも中小企業向けオールインワンサーバ「RST-1」など、各種サーバ、管理システムを展示していた。
PoE対応で簡単導入が可能、小規模店舗向け監視カメラシステム
《小菅@RBB TODAY》
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