日本国内の情報セキュリティ市場規模、2014年は8,000億円の大台突破へ(JNSA)
JNSAセキュリティ市場調査ワーキンググループは、「2014年度 情報セキュリティ市場調査報告書」を公開した。
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報告書によると、国内の情報セキュリティ市場規模は、2013年の実績はツール市場が4,141億円、サービス市場が3,628億円の合計7,770億円、2014年の予測はツール市場が4,364億円、サービス市場が3,862億円の合計8,226億円と、初めて8,000億円の大台を突破するとしている。2013年の実績の内訳は、ツール市場では「コンテンツセキュリティ対策製品」が1,582億円(38.2%)でもっとも多く、「アイデンティティ・アクセス管理製品」(737億円:17.8%)、「システムセキュリティ管理製品」(605億円:14.6%)と続いた。
サービス市場では、「セキュアシステム構築サービス」が1,449億円(39.9%)でもっとも多く、「セキュリティ運用・管理サービス」(1,094億円:30.1%)、「情報セキュリティコンサルテーション」(727億円:20.0%)と続いた。また報告書では、情報セキュリティにおける新しい課題と動きとして「内部関係者の手による意図的な情報漏えい」を取り上げ、組織で働く従業員などの関係者が引き起こす違法(脱法)行為、ルール違反への対応は、顕在化していないものの組織運営を圧迫する大きな要因のひとつであり、社会的に具体的なソリューションが渇望されている分野としている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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