高齢者のオレオレ詐欺、還付金詐欺被害が増加--上半期レポート(警察庁)
警察庁は、2015年上半期の特殊詐欺認知・検挙状況等について発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
同半期の特徴として、高齢者(65歳以上)の特殊詐欺被害が増加していることを挙げている。同半期の高齢者の特殊詐欺被害件数は5,408件で、同544件の増加(11.2%)、全体の77.2%を占めた。特に高齢者率の高い重点3類型(オレオレ詐欺、還付金等詐欺、金融商品詐欺)の認知件数は5,141件(+639件、+14.2%)。被害額は175.3億円(-15.8億円、-8.3%)。金融商品詐欺が減少する一方で、オレオレ詐欺、還付金等詐欺は増加傾向にあり、手口も極めて巧妙化している。同庁では今後の取り組みとして、「犯行拠点の摘発等の強化」「水際対策の徹底」「送付先の摘発強化等」を挙げている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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