月例セキュリティ情報14件を公開、最大深刻度「緊急」は4件(日本マイクロソフト) | ScanNetSecurity
2025.10.28(火)

月例セキュリティ情報14件を公開、最大深刻度「緊急」は4件(日本マイクロソフト)

日本マイクロソフトは、2015年8月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は14件で、このうち最大深刻度「緊急」が4件、「重要」が10件となっている。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
2015年8月のセキュリティ情報の概要(1/2)
2015年8月のセキュリティ情報の概要(1/2) 全 3 枚 拡大写真
日本マイクロソフト株式会社は8月12日、2015年8月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は14件で、このうち最大深刻度「緊急」が4件、「重要」が10件となっている。修正された脆弱性は、CVEベースで58件(5件重複)。今回発表された内容は以下の通り(深刻度順)。

「緊急」
MS15-079:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(3082442)要再起動
MS15-080:Microsoft Graphics コンポーネントの脆弱性により、リモートでコードが実行される(3078662)再起動が必要な場合あり
MS15-081:Microsoft Office の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3080790)再起動が必要な場合あり
MS15-091:Microsoft Edge 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(3084525)要再起動

「重要」
MS15-082:RDP の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3080348)要再起動
MS15-083:サーバー メッセージ ブロックの脆弱性により、リモートでコードが実行される(3073921)要再起動
MS15-084:XML コア サービスの脆弱性により、情報漏えいが起こる(3080129)再起動が必要な場合あり
MS15-085:マウント マネージャーの脆弱性により、特権が昇格される(3082487)要再起動
MS15-086:System Center Operations Manager の脆弱性により、特権が昇格される(3075158)再起動不要
MS15-087:UDDI サービスの脆弱性により、特権が昇格される(3082459)再起動不要
MS15-088:安全ではないコマンド ライン パラメーターの受け渡しにより、情報漏えいが起こる(3082458)再起動が必要な場合あり
MS15-089:WebDAV の脆弱性により、情報漏えいが起こる(3076949)再起動が必要な場合あり
MS15-090:Microsoft Windows の脆弱性により、特権が昇格される(3060716)要再起動
MS15-092:.NET Framework の脆弱性により、特権が昇格される(3086251)再起動が必要な場合あり

このうち、MS15-079(CVE-2015-2423)およびMS15-080(CVE-2015-2433)は脆弱性が一般に公開されており、MS15-081(CVE-2015-1642)およびMS15-085(CVE-2015-1769)については悪用が確認されていた。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 野村證券の委託先企業が利用するクラウドサービスに不正アクセス

    野村證券の委託先企業が利用するクラウドサービスに不正アクセス

  2. 関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

    関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

  3. メールアドレスのリンク先が修正がされず、誤った応募連絡先に個人情報送信

    メールアドレスのリンク先が修正がされず、誤った応募連絡先に個人情報送信

  4. SMBC日興証券 即時入金サービス当面停止 フィッシング詐欺等による不正アクセス被害拡大防止

    SMBC日興証券 即時入金サービス当面停止 フィッシング詐欺等による不正アクセス被害拡大防止

  5. 「DENSO ROBOT MEMBER」の個人情報がデンソーグループ内の全従業員から閲覧可能に

    「DENSO ROBOT MEMBER」の個人情報がデンソーグループ内の全従業員から閲覧可能に

ランキングをもっと見る
PageTop