日本・スウェーデン・スイスに対象を絞った標的型攻撃「Retefe」に関する情報を公開(パロアルトネットワークス) | ScanNetSecurity
2025.11.19(水)

日本・スウェーデン・スイスに対象を絞った標的型攻撃「Retefe」に関する情報を公開(パロアルトネットワークス)

 パロアルトネットワークスは25日、日本・スウェーデン・スイスの銀行に対する標的型攻撃「Retefe」に関する情報を公開した。

脆弱性と脅威 脅威動向
Retefeトロイの木馬の受信者を示す、最近のAutoFocusマップ
Retefeトロイの木馬の受信者を示す、最近のAutoFocusマップ 全 2 枚 拡大写真
 パロアルトネットワークスは25日、日本・スウェーデン・スイスの銀行に対する標的型攻撃「Retefe」に関する情報を公開した。

 「Retefe」は、金融組織を狙った標的型“トロイの木馬”の1種で、日本・スウェーデン・スイスに攻撃を絞っているのが特徴だ。パロアルトネットワークスによると、同社のサイバー脅威インテリジェンスサービス「AutoFocus」が、8月に入ってから、西ヨーロッパと日本において、Retefeを配信する電子メールの急増を検知したという。

 これらのメールは、標的とする国に合わせてさまざまな「注文」「領収書」をよそおった件名、日付の入ったファイル名を使用している。差出人は、近隣の家電量販店などを名乗っているが、日本では、国内大手ECサイトを装ったメールのケースが確認されたとのこと。

 Retefeは現在まだ小規模な攻撃だが、最新の攻撃では追加マルウェアをインストールするために感染端末を利用し始めており、日本・スウェーデン・スイス以外の、他の国のユーザーも脅威の対象になる可能性があるという。

ECサイトを騙った標的型攻撃「Retefe」、日本で急増

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  2. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  3. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  4. 著作権者からの開示請求や損害賠償が多発 ~ ファイル共有ソフトの不適切利用に注意呼びかけ

    著作権者からの開示請求や損害賠償が多発 ~ ファイル共有ソフトの不適切利用に注意呼びかけ

  5. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop