ロックダウン型ウイルス対策ソフトを基礎勘定系システム端末に採用(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

ロックダウン型ウイルス対策ソフトを基礎勘定系システム端末に採用(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、みずほ銀行およびみずほ情報総研が、トレンドマイクロのロックダウン型ウイルス対策ソフト「TMSL」をみずほ銀行の全国4カ所の電算センター内にある基礎勘定系システムの専用端末に導入したと発表した。

製品・サービス・業界動向 業界動向
みずほ銀行・みずほ情報総研におけるTrend Micro Safe Lock利用イメージ
みずほ銀行・みずほ情報総研におけるTrend Micro Safe Lock利用イメージ 全 1 枚 拡大写真
トレンドマイクロ株式会社は9月1日、株式会社みずほ銀行および同行のシステム設計・開発を担うみずほ情報総研株式会社(みずほ情報総研)が、トレンドマイクロのロックダウン型ウイルス対策ソフト「Trend Micro Safe Lock(TMSL)」をみずほ銀行の全国4カ所の電算センター内にある基礎勘定系システムの専用端末約170台に対するセキュリティ対策製品として導入したと発表した。

みずほ銀行では、業界の特性から非常に強固なセキュリティ対策が求められているが、預金管理や為替取引などの基幹業務を担う基礎勘定系システムの専用端末など導入していたウイルス対策ソフトがパターンファイルをベースとしたウイルス対策ソフトであったため、未知の脅威に対する安全性の更なる向上が求められていた。また、パターンファイル更新の度に実施する事前の動作検証や、1台あたり約30分を要するクローズドネットワーク環境下におけるパターンファイルの手動配信など、多大な作業工数の削減が求められていたという。

そこでみずほ銀行およびみずほ情報総研では、これらの要求を満たし、かつ同行におけるセキュリティ対策指針に準拠するセキュリティ対策製品として、TMSLの採用を検討した。TMSLはロックダウン型のため、予め許可したアプリケーション(ホワイトリスト)以外は、端末内での実行を防止することが可能。また、パターンファイルがなくなることにより、パターンファイル更新にともなう作業が不要となることなどから導入に至ったという。また、トレンドマイクロの迅速かつ適切なサポートも高く評価された。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  2. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

  5. パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

    パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

ランキングをもっと見る
PageTop