標的型攻撃への最低限の対策について指針を提言(ラック)
ラックは、標的型攻撃対策の指針についての提言書「日本年金機構の事件報告を受けて、なすべき最低限の対策について」を公開した。
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提言書ではこうした現状を受け、「気付けない」「防げない」現実を理解し、侵入されたとしても被害を最小限に抑え込み、組織としてのガバナンスが適切に働いたことを証明できるようにすることから始めるべきと指摘している。そのために「ルール違反の放置(割れ窓)が発生しないように適切に管理し、それを経営レベルで監督する仕組みを構築すること」「外部から何らかの異常を知らされたときに的確に対応できるよう、対処方法について十分理解して準備し、訓練を行っておくこと」がスタート地点となるとしている。また、「職員や従業員の『デジタル力』を向上させる教育を実施すること」も重要とし、具体的なセキュリティ対策を示している。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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