制御システムのネットワークからマルウェアなどを検出する技術を開発(NICTほか)
NICTは、YOKOGAWAおよび京都大学と共同で、重要インフラの制御システムのネットワークトラフィックを分析・可視化する技術を開発したと発表した。
製品・サービス・業界動向
業界動向
今回開発した技術では、制御システムのネットワークは特定用途のために設計・運用されているため、一般の情報システムよりもトラフィックの正常状態を把握しやすいことに着目。正常状態をホワイトリストとして保存し、ネットワークの挙動を時系列的に比較することで、意図しない通信の発生を検知する。さらに、NICTのリアルタイムトラフィック可視化ツール「NIRVANA」をもとに、制御システム独自の通信プロトコルに対応させるなどの改良を行っている。なお本技術は、YOKOGAWAが発売している「ネットワーク健全性確認サービス」ですでに活用されている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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