JCBがカードレス決済システムに手のひら静脈認証技術を採用(富士通、富士通フロンテック) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

JCBがカードレス決済システムに手のひら静脈認証技術を採用(富士通、富士通フロンテック)

 富士通と富士通フロンテックは7日、ジェーシービー(JCB)のカードレス決済システムに、富士通の手のひら静脈認証技術が採用されたことを発表した。手のひら静脈情報とカード情報を紐付けた、世界初のシステムになるという。

製品・サービス・業界動向 業界動向
手のひら静脈情報とカード情報を紐付けたシステム
手のひら静脈情報とカード情報を紐付けたシステム 全 2 枚 拡大写真
 富士通と富士通フロンテックは7日、ジェーシービー(JCB)のカードレス決済システムに、富士通の手のひら静脈認証技術が採用されたことを発表した。手のひら静脈情報とカード情報を紐付けた、世界初のシステムになるという。

 両社は、手のひら静脈を利用する認証技術システムを累計47万台出荷。世界約60ヶ国で、6,300万人以上の利用実績を持っている。指紋などと比べて偽造が困難、濡れた状態などでも利用可能、接触しなくても認証可能といった特徴がある。

 同技術では、あらかじめ、JCBユーザーの手のひら静脈情報を、カード情報とともに、富士通のデータセンター内の手のひら静脈認証サーバに登録しておく。これによりカードもスマートデバイスも不要で、手ぶらで本人認証およびクレジットカードの決済が可能になる。

 JCBでは7月に、同社の社員食堂における飲食料金決済で、実証実験を行い有効性を確認した。今後、富士通と富士通フロンテック、JCBは、他の国・地域でも実証実験を重ね、決済スキームの実用化を目指す。

富士通とJCB、手のひら認証によるカードレス決済システムを構築へ

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/
PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  3. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  4. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  5. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

ランキングをもっと見る
PageTop