3種類の新たなリフレクションDDoS攻撃を観測、アドバイザリを公開(アカマイ) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

3種類の新たなリフレクションDDoS攻撃を観測、アドバイザリを公開(アカマイ)

アカマイは、米Akamai社によるプレスリリースの抄訳として、同社が発行した新たなサイバーセキュリティの脅威に関するアドバイザリ(Threat Advisory)について発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
リフレクションDDoS攻撃とアカマイによる緩和
リフレクションDDoS攻撃とアカマイによる緩和 全 1 枚 拡大写真
アカマイ・テクノロジーズ合同会社(アカマイ)は10月29日、米Akamai社によるプレスリリースの抄訳として、同社が発行した新たなサイバーセキュリティの脅威に関するアドバイザリ(Threat Advisory)について発表した。同社はここ数カ月間に3種類の新たなリフレクションDDoS攻撃を観測しており、同アドバイザリはNetBIOSネームサーバ、RPCポートマップ、およびSentinelを利用したリフレクションによるDDoS攻撃の脅威について詳細に解説し、ペイロードの解析、Snortルール、およびシステム強化のためのベストプラクティスも記載している。

ひとつはNetBIOSを利用したDDoSリフレクション攻撃で、特にNetBIOSネームサービス(NBNS)を利用したリフレクションが2015年3月から7月にかけて散発的に発生した。2つめはRPCポートマップを利用した初めてのリフレクションDDoS攻撃で、2015年8月にマルチベクトルDDoS攻撃キャンペーンで発生し、アカマイはこれを観測し、緩和対策を講じている。3つめはSentinelを利用した初めてのDDoSリフレクション攻撃で、2015年6月にストックホルム大学で観測され、統計ソフトウェアパッケージであるSPSS向けライセンスサーバの脆弱性として同定され、緩和対策を講じた。これら3種類の全攻撃ベクトルのDDoS緩和策として、可能であればアップストリームフィルタリングが有効であるとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  3. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  4. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  5. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

ランキングをもっと見る
PageTop