Netisi社製およびD-Link社製のルータに対するアクセスが増加(警察庁)
警察庁は、@policeにおいて2015年12月期の「インターネット観測結果等」を発表した。
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同ルータには、外部から簡単にアクセスできる脆弱性が2014年8月に公表されており、定点観測システムでも同年8月27日にアクセスの急増を確認して以降、継続的に観測している。今回のアクセスは当時よりも増加率が大きく、探索行為が活発化している可能性があるとしている。また、不正プログラムのダウンロードおよび実行を試みていると思われるアクセスも確認している。
後者は、脆弱性の存在するD-Link社製ルータを探索するアクセスを確認している。同ルータには、コマンドインジェクションやバッファオーバーフローなど複数の脆弱性が公表されており、それを探索するアクセスを11月下旬から12月上旬にかけて観測しているという。同庁では、同ルータに最新のパッチが適用されているかを確認するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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