プリンタの利用制限や印刷者の把握で情報漏えいを防止(エプソン) | ScanNetSecurity
2024.04.18(木)

プリンタの利用制限や印刷者の把握で情報漏えいを防止(エプソン)

 エプソンは10日、同社製プリンタ用の認証印刷オプション「Epson Print Admin(エプソン プリント アドミン)」を3月上旬から提供することを発表した。

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目前印刷の利用イメージ。個人認証にはICカードリーダーをカード(FeliCa/MiFARE)を使用でき、利用者ごとに複合機の機能を制限することが可能となっている(画像はプレスリリースより)
目前印刷の利用イメージ。個人認証にはICカードリーダーをカード(FeliCa/MiFARE)を使用でき、利用者ごとに複合機の機能を制限することが可能となっている(画像はプレスリリースより) 全 2 枚 拡大写真
 エプソンは、同社製プリンタ用の認証印刷オプション「Epson Print Admin(エプソン プリント アドミン)」を3月上旬から提供することを発表した。

 同オプションを利用することで、不要な印刷の削減や、印刷量やカラーの使用制限を行いコストを削減できる他、プリンタの利用制限や印刷者の把握による情報漏えい対策、利用費用の部門別集計などの機能も備えている。

 主な機能として、プリンタに接続されたカードリーダーに手持ちのICカードをかざさないと印刷できない「目前印刷」機能を始め、個人や部門ごとに不要なコピーや印刷を抑制する「印刷制限」機能、利用者ごとに複合機(コピー/USBメモリー/スキャン/FAXなど)の利用権限を与えられる「機能利用制限」機能、「利用ログの管理」機能など、全6機能。

 「目前印刷」機能なら、プリンタの前にいなければ印刷できないため、印刷物の取り忘れ&取り違いや、取り忘れなどが原因となる情報漏洩を抑制することができる。また「機能利用制限」や「利用ログの管理」機能により、管理者側が従業員の印刷を制限・管理することで情報漏洩への抑止効果が期待される。

 対象機種は同社のスマートチャージA3複合機とPX-M7050FP。利用期間サービスパックの価格は96,000円/1年から432,000円/5年など。また、「スマートチャージ」サービスの利用者なら月額利用料は8,000円/月となっている(いずれも税別)。

情報漏洩リスクを低減……エプソンが認証印刷オプションを提供へ

《防犯システム取材班/小菅篤@RBB TODAY》

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