1万円の罰金を要求する日本語表示に対応したAndroid版ランサムウェアが国内に流入(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2026.05.19(火)

1万円の罰金を要求する日本語表示に対応したAndroid版ランサムウェアが国内に流入(トレンドマイクロ)

 パソコンの中のデータを勝手に暗号化し、「元に戻したいなら身代金を払え」と要求するウイルス「ランサムウェア」。ここ数年国内でも何度か話題となっていたが、ついにスマホでも初確認された。

脆弱性と脅威 脅威動向
「AndroidOS_Locker」の身代金要求メッセージの表示例
「AndroidOS_Locker」の身代金要求メッセージの表示例 全 4 枚 拡大写真
 パソコンの中のデータを勝手に暗号化し、「元に戻したいなら身代金を払え」と要求するウイルス「ランサムウェア」。ここ数年国内でも何度か話題となっていたが、ついにスマホでも初確認された。

 トレンドマイクロによると、Android版ランサムウェア「AndroidOS_Locker」が国内に流入していることが、この3月に確認された。「AndroidOS_Locker」は、Androidのランサムウェアとしては、初めて日本語表示に対応しており、法務省(MINISTRY OF JUSTICE)を騙り身代金を要求してくるという。「AndroidOS_Locker」は、暗号化は行わず、スマホを操作不能にして人質にする「端末ロック型ランサムウェア」となっている。このランサムウェアは1万円の「罰金」を、iTunesギフトカードで支払うよう要求してくる。

 支払いを要求する画面では、ユーザーが犯罪者であるかのように、端末のキャリアやIPなどの情報も表示してくる。これはワンクリック詐欺でも見られる、典型的なやりくちだ。一方で「残り時間は、罰金を支払います」などの不自然な表現が残っており、自動翻訳などを使って、日本語に対応した様子がうかがえる。

 このランサムウェアが、どのようにして拡散しているのかは、現在のところ不明だ。ただ、「System Update」というアプリに見せかけて、「Google Play」以外でアプリを配布していると推定されている。「System Update」として、さまざまな権限を要求するメッセージに要注意だ。

 「AndroidOS_Locker」は、海外でも流通しており、たとえばアメリカでは「CYBER POLICE」を名乗りアメリカ国旗を表示するなど、表示を切り替えるとのこと。なお、ランサムウェアに感染した場合、Androidをセーフモードで起動することで、ランサムウェアの起動を抑止し、アンインストール可能になる場合があるようだ。

スマホを人質に日本語で脅迫するランサムウェア、ついに国内初登場

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 中学校教員 コインロッカーの鍵かけ忘れ 端末と鍵 盗難被害

    中学校教員 コインロッカーの鍵かけ忘れ 端末と鍵 盗難被害

  2. Webメール「Active!mail」に海外IPアドレスからDDoS攻撃

    Webメール「Active!mail」に海外IPアドレスからDDoS攻撃

  3. デンソーグループのイタリア・モロッコ拠点に不正アクセス

    デンソーグループのイタリア・モロッコ拠点に不正アクセス

  4. カー用品店「ジェームス」に不正アクセス、会員情報が漏えいした可能性

    カー用品店「ジェームス」に不正アクセス、会員情報が漏えいした可能性

  5. 今日もどこかで情報漏えい 第48回「2026年4月の情報漏えい」“非表示シート Excel 警察” 待望論

    今日もどこかで情報漏えい 第48回「2026年4月の情報漏えい」“非表示シート Excel 警察” 待望論

ランキングをもっと見る
PageTop