「QuickTime for Windows」に重大な脆弱性、アップルはサポートを終了か(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、アップルが提供するマルチメディアプレイヤー「QuickTime for Windows」に複数のヒープバッファオーバーフローの脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「QuickTime for Windows」には複数のヒープバッファオーバーフローの脆弱性が存在し、悪用されると細工されたコンテンツにアクセスすることで、QuickTimeの実行権限で任意のコードを実行される可能性がある。この脆弱性を報告したのはZero Day Initiative(ZDI:TippingPoint)であり、トレンドマイクロではアップルがQuickTime for Windowsのサポートを終了するとみている。このため本脆弱性の修正は行われず、QuickTime for Windowsをアンインストールするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》