USBメモリの利用を制限し漏えいを防止、ホワイトリスト登録も可能(ディー・オー・エス) | ScanNetSecurity
2024.05.15(水)

USBメモリの利用を制限し漏えいを防止、ホワイトリスト登録も可能(ディー・オー・エス)

 マイナンバー制度がスタートし、さまざまな業界で個人情報の管理方法の見直しが迫られ、新たなソリューションや製品が登場しているが、意外な盲点となるのがオフライン状態のパソコンの情報漏えい対策だ。

研修・セミナー・カンファレンス セミナー・イベント
操作はシンプルで、デバイスシャッターの操作画面上で、各種デバイスの利用に関する設定にチェックを入れるだけ。「使用禁止」にすれば、パソコンにUSBメモリーを挿しても表示されなくなる(撮影:防犯システム取材班)
操作はシンプルで、デバイスシャッターの操作画面上で、各種デバイスの利用に関する設定にチェックを入れるだけ。「使用禁止」にすれば、パソコンにUSBメモリーを挿しても表示されなくなる(撮影:防犯システム取材班) 全 2 枚 拡大写真
 マイナンバー制度がスタートし、さまざまな業界で個人情報の管理方法の見直しが迫られ、新たなソリューションや製品が登場しているが、意外な盲点となるのがオフライン状態のパソコンの情報漏えい対策だ。

 情報漏えいというと、一般的にはインターネット経由でクラッキングやウイルスなどによる流出をイメージしてしまい、ネットと繋がっていないオフラインのパソコンは、なんとなく安全だと判断してしまいがち。

 しかし、情報漏えいの原因を探っていくと、実はUSBメモリーなどのデバイスを使い、パソコンから直接データを抜き出されるというケースは意外と多い。

 「第7回 教育ITソリューションEXPO」に出展したディー・オー・エスは、そうしたパソコンから、直接データを抜き出されることを防ぐソフトウェア「デバイスシャッター」のデモ展示を行っていたので、紹介していこう。

 想定するのは、個人情報や業務関連の機密情報を扱っているパソコンで、デバイスシャッターを導入することで、USBメモリーなどの利用を制限することができ、管理者サイトから、どのパソコンが管理対象となっているかを把握することが可能だ。

 例えばデバイスシャッターの操作画面で、USBメモリーの項目にある「使用を禁止する」にチェックを入れれば、パソコンにUSB端子を挿しても認識しなくなる。この設定変更に関しては、随時、パスワードによる認証が求められるので、勝手に設定を変更されることを防げて、そうした操作のログ取りも行える。

 また、どうしてもUSBメモリーの利用を行いたい場合には、セキュリティが担保されたUSBメモリーのみ利用できるホワイトリスト登録も可能だ。

 例えば、同社が推奨するイーディーコントライブ社のセキュリティUSBメモリー
「Traventy(R)3」などなら、USBメモリーにアクセスしようとした時にパスワード入力が求められたり、書き込まれるデータの暗号化、ウイルス対策機能が搭載されているので、仮にUSBメモリーを紛失してしまった場合でも、情報漏えいを防ぐことができるという。

 USBメモリーの他にも、SDカード、光ディスク(DVD-R、CD-Rなど)、スマートフォン、デジタルカメラの接続に関しても制限できる。

 販売価格に関しては、デバイスシャッターは、5ライセンスで8,000円(1ライセンス1,600円/税別)で、ボリュームディスカウントもあり。セキュリティUSBメモリー「Traventy(R)3」は、4GBモデルで標準価格が15,000円(税別)となっている。

USB経由の情報流出を手軽に防げるセキュリティツール

《防犯システム取材班/小菅篤@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

    範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

  2. 脆弱な DMARC セキュリティ・ポリシーを悪用、北朝鮮スピアフィッシング詐欺

    脆弱な DMARC セキュリティ・ポリシーを悪用、北朝鮮スピアフィッシング詐欺

  3. 東京メトロ社員が遺失者になりすまし、現金総額 235,458円 ほか遺失物着服

    東京メトロ社員が遺失者になりすまし、現金総額 235,458円 ほか遺失物着服

  4. 「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

    「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

  5. TwoFive メールセキュリティ Blog 第14回「いよいよ6月、メルマガが届かなくなる…!? ~ メルマガ配信している皆さん ワンクリック購読解除の List Unsubscribe対応は済んでますか?」

    TwoFive メールセキュリティ Blog 第14回「いよいよ6月、メルマガが届かなくなる…!? ~ メルマガ配信している皆さん ワンクリック購読解除の List Unsubscribe対応は済んでますか?」

  6. テレ東「ヤギと大悟」公式 X アカウントが乗っ取り被害、意図しないポストが数件行われる

    テレ東「ヤギと大悟」公式 X アカウントが乗っ取り被害、意図しないポストが数件行われる

  7. ランサムウェア「LockBit」被疑者の資産を凍結し起訴

    ランサムウェア「LockBit」被疑者の資産を凍結し起訴

  8. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  9. 豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

    豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

  10. 北 中華製AIを攻撃活用/北 DMARC不正利用/北 日本のアニメ制作関与か ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary 2024年4月度]

    北 中華製AIを攻撃活用/北 DMARC不正利用/北 日本のアニメ制作関与か ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary 2024年4月度]

ランキングをもっと見る