Docker APIやH.323 プロトコルのポートに対するアクセスが増加(警察庁) | ScanNetSecurity
2026.06.25(木)

Docker APIやH.323 プロトコルのポートに対するアクセスが増加(警察庁)

警察庁は、@policeにおいて2016年5月期の「インターネット観測結果等」を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
宛先ポートを2375/TCP とするDocker API に対するアクセス件数の月別推移(H27.6.1~H28.5.31、1日当たりの平均値)
宛先ポートを2375/TCP とするDocker API に対するアクセス件数の月別推移(H27.6.1~H28.5.31、1日当たりの平均値) 全 4 枚 拡大写真
警察庁は6月18日、@policeにおいて2016年5月期の「インターネット観測結果等」を発表した。5月期では、「Docker API に対するアクセスが急増」および「H.323 プロトコルに使用される宛先ポート1720/TCP 及び11720/TCP に対す
るアクセスが増加」の2つをトピックに挙げている。「Docker」は、コンテナ型仮想実行環境の管理ソフトウェアで、リモートからネットワーク経由での操作も可能にするAPIが用意されている。

このAPIは、初期設定ではUNIXドメインソケットを使用するが、設定を変更することで、任意のTCPポートで待ち受けを行いネットワーク経由で操作を行うことも可能。その際に使用される非暗号化通信のポートとして登録されている「2375/TCP」に対するアクセスが、5月25日から29日にかけて急激に増加したという。これらのアクセスは、外部からアクセス可能なAPIを探索したり、APIを通じて情報の窃取を試みる目的があると考えられるとしている。

また「H.323 プロトコル」は、テレビ電話などの音声・動画通信用のプロトコルで、1720/TCPおよび11720/TCPポートを使用する。このポートに対するアクセスの内容を確認したところ、H.323による呼の確立を試みる「Call Signalling」メッセージを含むアクセスが多数を占めていたという。確認の結果、攻撃者が「FreePBX」の脆弱性を悪用して、これら発信元IPアドレスのホストに対して不正な操作を行い、踏み台として悪用している可能性も考えられるとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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