4月の特殊詐欺状況を発表、全体的に微減も水準は高く(警察庁) | ScanNetSecurity
2024.05.10(金)

4月の特殊詐欺状況を発表、全体的に微減も水準は高く(警察庁)

警察庁は、2016年4月の「特殊詐欺認知・検挙状況等について」を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
警察庁は6月1日、2016年4月の「特殊詐欺認知・検挙状況等について」を発表した。これによると、4月の特殊詐欺の認知件数は1,159件(3月は1,236件)で、このうち振り込め詐欺の認知件数は1,086件(同1,159件)で、このうち1,010件が既遂(同1,077件)、被害総額(既遂のみ)は32億8,543万円(同36億5,822万円)、検挙件数は350件(同408件)、検挙人員は192名(同163名)であった。オレオレ詐欺では、認知件数が497件(同510件)、このうち445件(同449件)が既遂、被害総額は14億4,789万円(同14億9,151万円)、検挙件数は165件(同141件)、検挙人員は105名(同80名)となった。

架空請求詐欺の認知件数は274件(同321件)で、このうち255件(同302件)が既遂、被害総額は10億6,691万円(同12億3,760万円)、検挙件数は59件(同85件)、検挙人員は57名(同42名)となっている。形態別で見ると、「有料サイト利用料金等名目」が145件、「訴訟関係費用等名目」が16件、「情報購入代金等名目」が14件であった。このほか融資保証金詐欺が23件(同34件)で被害総額5,105万円(同5,550万円)、携帯電話端末詐欺が56件(同26件)などとなっている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  2. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  3. 「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

    「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

  4. 社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

    社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

  5. デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

    デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

  6. メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

    メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

  7. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  8. Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

    Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

  9. 日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

    日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

  10. 経団連、個人情報保護法に基づく漏えい報告や本人通知にリソースを割く現状を問題視

    経団連、個人情報保護法に基づく漏えい報告や本人通知にリソースを割く現状を問題視

ランキングをもっと見る