ゲーム会社にハッキング攻撃を仕掛けたオーストラリア在住の男性が仮釈放
『League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)』および開発元ライアットゲームズにハッキング攻撃を仕掛けたオーストラリア在住の男性が、2年半の実刑判決を受けたのちに仮釈放されたことが、ABCニュースより報じられています。
国際
海外情報

豪州クイーンズランド州に住む23歳男性・Shane Stephen Duffy被告は『LoL』プレイヤーの個人情報への不正アクセスやサーバーへのDDoS攻撃、ゲーム内でのチート行為などを繰り返し行っていました。また、2013年5月から2014年3月にわたって『LoL』プレイヤーのアカウント情報を販売。194におよぶ取引で3,2000豪ドルを取得していたと伝えられています。
さらに、彼には2011年にRiot Gamesが受けたサイバー攻撃の容疑が持たれていましたが、その罪状は取り下げ。しかしながら彼が入手してきたプレイヤーデータやそれらの不正利用は追求され、加えてRiot Games代表Marc Merrill氏のTwitterアカウントへの攻撃や、同社への“殺害予告”を仄めかすメール送信なども発覚しています。
事件を担当した裁判官は今件を重く受け止めながら、Duffy被告が行った行為は長期間にわたるもので、計画性も備えていると指摘。しかし、Patrick Wilson弁護士は被告の抱えていた過去や自閉症などを根拠とし、彼に責任能力が無かったことを主張。裁判官はDuffy被告の2年半の実刑判決を取り下げ、即時仮釈放を言い渡したとのことです。
『League of Legends』ハッキング容疑の豪州男性が仮釈放、責任能力問われず
《subimago》
関連記事
-
Wi-Fiハッキングで三菱アウトランダーの盗難警報器が無効に ~ 善意のハッカーによる(The Register)
国際 -
そのハッカーは本当に FBI、国土安全保障省、司法省をハッキングしたのか~OPM の悲劇の再来か、または NASA ハッキングの復活か?(The Register)
国際 -
数十万台のエンジンイモビライザーがネット経由でハッキング可能~ニュージーランドのハッカーが、ガジェットの深刻な欠陥を発見(The Register)
国際 -
「中国にハッキングされた? やり返せ!」米議会の激怒レポート~「我々が彼らに要求したとおりのことを、よくも彼らは我々に要求できたものだ!」(The Register)
国際
この記事の写真
/
アクセスランキング
-
「MACHATT ONLINE STORE」に不正アクセス、16,093名のカード情報が漏えい
-
PayPayカードで指定信用情報機関への信用情報を誤登録、与信判断に影響
-
国産パブリッククラウド「ニフクラ」に不正アクセス、公表されたロードバランサーの脆弱性を悪用
-
京都で不動産業を行う長栄のサーバに不正アクセス、現時点で顧客関連情報の流出は確認されず
-
二重チェックでも気付けず、会員専用サイト「レジナビ」内のメッセージに個人情報含むCSVファイル添付
-
2022年9月以降はe-Govで「SSL3.0」「TLS1.0」「TLS1.1」を利用禁止
-
しまむらのネットワークに不正アクセス、犯罪者集団の増長を招くことを考慮し情報開示は最低限に
-
PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも
-
順天堂医院の医師が電車内にパソコンを置き忘れ紛失、所属長から厳重注意
-
実践的サイバー防御演習「CYDER」の2022年度の申込み受付を開始