法人を狙うランサムウェア、サービスとしての詐欺--サイバー犯罪の現状(EMCジャパン)
EMCジャパンは、今年のサイバー犯罪の傾向を確認し、今後を予測した米RSAによるホワイトペーパー「2016年サイバー犯罪の現状」を発表した。
調査・レポート・白書・ガイドライン
調査・ホワイトペーパー

また、顕著な動きが見られる領域として、「世界を席巻するモバイル、恰好のターゲットに」「急増するランサムウェア、標的が法人へ」「サイバー犯罪がコモディティ化、サービスとしての詐欺(Fraud-as-a-Service)へ」「カードが介在しない不正行為(CNP:Card Not Present)が急増」「IoTではプライバシー問題が懸念」の5つを挙げている。
これらの領域への対策として、オンラインバンキングにおける生体認証を組み合わせたリスクベース認証、ランサムウェアに対するネットワーク全体のモニタリングと解析、企業間で脅威情報を共有し情報を集約、活用すること、偽造カードに対する店舗の3Dセキュアの加盟を挙げている。なお、IoTへのセキュリティの取り組みはまだまだ進んでおらず、デバイスのセキュリティ脆弱性に直面するとしている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
関連記事
この記事の写真
/
関連リンク
特集
アクセスランキング
-
富士通 FENICS のネットワーク機器での不正通信、東京海上日動火災保険のメールデータが流出した可能性
-
浄化槽システム開発委託先でノートPC紛失「高度なセキュリティで漏えいリスクはない」と公表遅れる
-
Azure AD おまえもか、クラウド オンプレ両参加のデバイスに潜む危険
-
富士通 FENICS のネットワーク機器での不正通信、岩崎通信機グループのメールデータが流出した可能性
-
サイバー攻撃の動機 セキュリティ企業に恥をかかせる
-
メールアドレス手入力ミス 統一地方選挙立候補予定者の個人情報誤送信、送信先音信不通
-
富士通 FENICS のネットワーク機器での不正通信、京セラのメールデータの一部が外部流出した可能性
-
金沢大学同窓会員8,910件記録したUSBメモリ紛失するも暗号化済み
-
“判明した時点で第一報的公表を検討することが望ましい” ~「サイバー攻撃被害に係る情報の共有・公表ガイダンス」公表
-
Microsoft OneNote形式のファイルを悪用した Emotet の新たな手口を確認