三菱電機製シーケンサのEthernet I/Fモジュールに複数の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、三菱電機が提供するシーケンサ「MELSEC-Qシリーズ」のEthernetインタフェースモジュールに複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
MELSEC-Qシリーズの「QJ71E71-100 のすべてのバージョン」「QJ71E71-B5 のすべてのバージョン」「QJ71E71-B2 のすべてのバージョン」のEthernetインタフェースモジュールには、不完全または危険な暗号化アルゴリズムの使用(CVE-2016-8370)、および外部からの操作の制限不備(CVE-2016-8368)の脆弱性が存在する。
これらの脆弱性によって、遠隔の第三者によってパスワードを取得されたりDoS攻撃を受けたりする可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートし、適切な送信元からの通信のみを許可するようにIPフィルタリング機能の設定を行うなどの対策方法を紹介している。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》