「OpenSSL」がDoSなど4件の脆弱性に対応するアップデートを公開(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、OpenSSL Projectが提供する「OpenSSL」に複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
今回、「OpenSSL Security Advisory [26 Jun 2017]」により公開された新バージョンは、OpenSSL 1.1.0dおよび1.0.2k。バージョンアップによって、細工された(Truncated) パケットが範囲外(out-of-bounds)の読み込みを通じてクラッシュする可能性(CVE-2017-3731:重要度「中」)、不正な(EC)DHEパラメータによりクライアントがクラッシュする可能性(CVE-2017-3730:重要度「中」)、BN_mod_exp 関数処理の x86_64 環境での誤り(CVE-2017-3732:重要度「中」)、モンゴメリ乗算処理の誤り(CVE-2016-7055:重要度「低」)に対応した。
脆弱性を悪用された場合は、DoS攻撃によりアプリケーションをクラッシュされるなどの影響を受ける可能性がある。脆弱性とその影響を受けるバージョンは表の通り。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
関連記事
この記事の写真
/