データを破壊するワイパー型マルウェアの新種を発見(カスペルスキー)
カスペルスキーは、Kaspersky Labのグローバル調査分析チーム(GReAT)のセキュリティリサーチャーが、データを破壊するワイパー型マルウェア「StoneDrill」を新たに発見したと発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
StoneDrillの拡散方法は判明に至っていないが、標的のPCに侵入すると、ユーザがよく使うWebブラウザのメモリプロセスに自分自身をインジェクトする。このプロセスにより、セキュリティ製品を欺くために、2つの高度なエミュレータへの対抗技術を使用する。その後、PCのディスクを破壊し始める。また、これまでに確認された他の複数のワイパー型マルウェアやスパイ活動、さらには「NewsBeef APT」で発見されたマルウェアのコードの一部が使用されていることも、興味深い点としている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》