ランサムウェア、アクセス試行IDなど、データでみる2016年のサイバー脅威(エフセキュア) | ScanNetSecurity
2025.12.10(水)

ランサムウェア、アクセス試行IDなど、データでみる2016年のサイバー脅威(エフセキュア)

エフセキュアは、サイバーセキュリティレポート「サイバーセキュリティの状況2017年(STATE OF CYBER SECURITY 2017)」を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
2016年の主な出来事
2016年の主な出来事 全 4 枚 拡大写真
エフセキュア株式会社は3月16日、サイバーセキュリティレポート「サイバーセキュリティの状況2017年(STATE OF CYBER SECURITY 2017)」を発表した。同レポートは、サイバーセキュリティの研究者や専門家が、脅威の背景にある主要問題に関するデータや見識を示したもの。これによると、2016年のユーザへの直接的な脅威はランサムウェアがもっとも大きかったとしている。

旧式Android搭載デバイスの使用率がもっとも高い国はインドネシアで、もっとも低い国はノルウェーであった。また、2015年には44だったランサムウェアファミリーが、2016年には197を新たに検出している。さらに2016年は、エクスプロイトキットの使用が減少した。一方で、エフセキュアのハニーポットへの攻撃によく使われたIDは「root」「admin」「user」、パスワードは「root」「support」「111111」が多かった。

同社のセキュリティアドバイザーであるショーン・サリバン氏は、「脅威のさまざまな度合いが産業化し、サイバー犯罪者が利益を得るための最も一般的な手段がマルウェアだけではなくなった。すなわち、マルウェア後の世界に入った」と述べている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

    ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

  2. 病院委託業者職員が受診者の氏名 性別 年齢ほかを SNS 投稿

    病院委託業者職員が受診者の氏名 性別 年齢ほかを SNS 投稿

  3. 不審な通信ログ検知し発覚 ~ 日本ビジネスシステムズに不正アクセス

    不審な通信ログ検知し発覚 ~ 日本ビジネスシステムズに不正アクセス

  4. 脅迫文がサーバに保存 ~ 東海大学委託先 東海ソフト開発にランサムウェア攻撃

    脅迫文がサーバに保存 ~ 東海大学委託先 東海ソフト開発にランサムウェア攻撃

  5. 伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

    伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

ランキングをもっと見る
PageTop